幼なじみじゃイヤなんだ。
「大石君とはいつもこんな風に、泣くまでケンカするの?」


「…ううん。…泣くまでケンカしたのは、中1の時に1回だけ」


「じゃあ、今日は3年振りの大喧嘩?」


「ううん。今日は私が勝手に泣いただけ。流瑠は別に悪くない。ケンカじゃないよ」


「え?」


「なんか寂しくなっちゃったの。流瑠の隣にいるのが当たり前だったのに、そうじゃなくなる日が来るんだなぁって思ったら」



「…」


「変だよね、私…なんでこんなに泣けるんだろうね」


「…」


「中学の時の大喧嘩以外。流瑠に泣かされた事なんてないんだ。逆だよいつも泣き止ませてくれるの」


「…」


「部活で辛い時も、友達と喧嘩した時も、親に怒られた時も…流瑠はいつも側にいて泣き止ませてくれた」



いっぱいいっぱい充電してくれた。




「…そっか、でもそんなに仲いい2人なのに、中1の時は一体何があったの?」

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