幼なじみじゃイヤなんだ。
マサくんと電車に乗る。





「マサくん、だいぶ待ったんじゃない?」


「いや、そんなことないよ。文化祭の練習追い込みだから大変だな?」


「うん」





『そんなことはない』って言っているけれど、今日は随分時間を押して練習していたから、かなり待ったはず。





「大丈夫なのにね。もう子どもじゃないから1人で帰れるのに…ごめんね」





笑いながらそう言うと、マサくんはにこっとしながら言った。






「もう子どもじゃないから心配なんじゃない?こんな暗くなってから、相澤を1人で帰らせるのは心配なんだよ」


「え?」


「大切な、可愛い姫の身が心配なんだよ」


「そ、そんなこと思ってないって!か、可愛いなんて一度も言われたことないもん…」


「顔真っ赤だぞ、相澤」


「ええっ!? 」






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