幼なじみじゃイヤなんだ。
「おー!相澤、やっと来た!」





くつ箱に着いた私にそう声を掛けたのはマサくんだった。





「あれ?どうしたの?」


「姫をご自宅まで送り届ける使命を果たすために待っていたのですよ」





ニッと笑って言った。






「え?」


「相澤のナイトはちょっとヤボ用があるから、『一緒に帰ってやって』って頼まれたんだよ」


「流瑠?」


「正解!というわけで、久しぶりに一緒に帰るか!相澤」


「…うん、ごめんね。待たせて」





マサくんがニッコリ笑った。





流瑠の用ってなんだろう?

雪見さんのこと?





いろいろ頭に思い巡らしながら、マサくんと並んで学校をでた。






夕日は完全に沈んで、辺りが少しずつ薄暗くなり始めていた。





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