変態教師と私。【完】
「……」



「「……」」



母親を残し、病室に戻ろうと立ち上がり、方向転換をすると、気まずそうに立つ濱浦と兄貴を見付けた。

2人は病室を抜け出して来たんだろうか。



「…愛斗、弘樹君っ!いつからそこに!」



「さっき」



全部、聞いてたんだろう。

濱浦が、私の発言から、悪い方向に考えてないと良いけど。



「…後で行くから」



「あぁ」



声が低く、ここから去るか迷う。

立ち尽くす私に、兄貴が近付いて来た。



「江上さん!愛玲菜ちゃんが、泣き出して、点滴も引き抜いちゃったんです!落ち着かせてあげて下さい!」



しかし、看護師さんが呼びに来てしまい、私たちは愛玲菜の病室まで走った。
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