変態教師と私。【完】

├最強な奥さん




―――4ヶ月後。

3月ももう終わりに近付いた今日この頃。

引っ越しの日を迎えた。

私たちは1月1日に入籍。

愛玲菜も卒園し、無事に私立小学校に合格。

もちろん、濱浦の……弘樹の母校に。

受験勉強なんてしなかったし絶対、小鳥崎って名前が関係してる。

兄貴の代わりに面接に出て、“叔母の濱浦心愛です”と、言ったら、“小鳥崎財閥の?”と訊かれて、頷いたんだ。

ちなみに…結婚して知ったのは、小鳥崎の名はフェイクらしい。

創業者が小鳥崎で、何代目かが跡取りとして濱浦家の先祖と娘を結婚させて、会社名と本名が変わったとか。

ややこしくて、最初は説明を聞いてもちんぷんかんぷんだった。
< 269 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop