妄毒シチュー






「はい。これコータの荷物」




パンパンに詰め込まれた半透明のゴミ袋。
コータはそれを見て苦笑いした。

「よりによってゴミ袋に入れなくてもいいだろ。
夜の道をこんなの抱えて歩いてたら、俺怪しい奴みたいじゃない?」

「うん、かなり怪しい。
帰り道に警察に呼び止められて職務質問されればいいんだ」

「ほんとに酷いなミナは」

「突然別れようって言うどっかの男よりはマシでしょ」

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