妄毒シチュー


「もしかしてコータ!?」

「ああ……」

トイレのドア越しに、情けないコータの声がした。


「ちょっと!なにやってんのよ。
勝手に人んち入って、勝手にトイレ入って!
びっくりさせないでよ!!」

怒りながらトイレのドアをガンッと音をたててパンチすると

「うぅ……」

中から苦し気なうめき声。


「今日荷物を取りに来るって言ってただろ。
何回ケータイ鳴らしてもミナ出ないから、仕方なく勝手に入ったんだよ」

ああ、そういえば言ってたねそんな事。

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