猫に恋する物語
*第五幕
俺が目を覚ました時にはすでに@は起きていた。

そういえば名前はなんていうのだろう。

明らか「あっと」というのはあだ名だよな・・・
先生までもがそう読んでいたが・・・

そうして俺がモンモン悩んでいると、

@わーメタボ起きたの。おはよう!
と元気よく挨拶された。

*おはよう。
俺も挨拶を返す。

@ちょっと私遅刻しそうなのよ。あっ大人しくしてなさいよ。いい子でいてね。悪さはしないで。えぇーっと・・・外に出たくなったら・・・うーん・・・玄関のドアの小さいとこから出て。あんたにちょうどいい大きさなんじゃない?

それだけ一気に言ってしまうと俺の返事を聞くこと無く行ってしまった。

*・・・朝ごはん。

俺は誰もいない部屋で一人つぶやく。

よし。勝手にだが冷蔵庫を探してみよう。



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