猫に恋する物語
*第八幕
さて、回想シーンはここまで。あの時は本当にショックだった。

あれからずっと私はメタボを探し続けている。

今思えば本当に短い時間だった。一緒に過ごしたのはほんの数日。

それでも、聞きたいことが、たくさん、たくさん思い浮かぶ。




“助けて欲しいこと”って何だったの?

肉以外には何が好きなの?

好きな色は?

嫌いなことは?

どんなとき幸せを感じる?

私以外の人間の友達って誰?

今はどうしてるの?

どこにいるの?

助けて欲しいって問題は解決したの?



宛のない疑問が次々と、
それこそ□からの着信のように
次々と思い浮かんでは消えていく。



3年経った今でも。
変わらず、
ずっと。
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