僕と君たちのありのまま
更にそこへ、照哉が売店から戻って来た。照哉は揉み合う瀬那くんと純太を視界に入れながらも素通りし、俺の方へと優雅に歩いて来た。



「何かあった?」

売店の買い物袋を俺の目の前にトンと置き、照哉が俺に尋ねる。だから、ここ数分の間に起こったくだらない出来事の一部始終を、丁寧に説明してやった。



「ああ、それなら……」

照哉はいつもよりほんの少し大きめの声で、入口付近でもめているバカどもにも聞こえるように口を開いた。


バカどもは一斉にこちらを向いて耳を澄ます。


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