飼い犬に手を噛まれまして


「萌子先輩、朋菜ちゃんも、来てくれてありがとう」


「ああ、郡司くんおめでとう。BNJ最優秀賞だもの、今日だけは調子のっていいわよ」

「ははは、萌子先輩にそう言ってもらえるなんて嬉しいですよ」

「そうでしょ、光栄に思いなさい。

 それと、盛り上がってるとこ悪いけど、私もう私だけの体じゃないし、帰るわね。朋菜ちゃんも立ちっぱなし辛いわよね」

「はい、ちょうど疲れてきたとこでしたよ」

「え、萌子先輩帰るんですか? 朋菜大丈夫?それなら、私心配だし、駅まで送りますよ」


 萌子先輩がギロリと私を睨みつけた。


「邪魔者が気使ってるんだから、あんたは残りなさいよ!
 じゃあね、郡司くん。同級生よろしくね。さあ朋菜ちゃん、お茶して帰りましょう」


「同級生?」と首を傾げた郡司先輩。萌子先輩と朋菜が仲良く去っていってしまった。





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