桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】


ふと、部屋にあったバスケボールを手に取ってみた。



「………」
 


最近、また手に馴染むようになってきたその感覚。



「……たのしー」
 


そしてすきだ。
 
でも。



「………」
 


手放せなくたって、大事じゃなくなったわけじゃない。
 


……それでも、俺たちがコートに戻ることはないのだろな。



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