桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
俺は……自分の言葉の意味がわからずに、意味もなく手を握ったり開いたりしてみた。
手に答えが書いてあったらいいのに……。
……それはカンニングか。
「あたしも恋理の方がいいな。桐でいい?」
「えっ、ああ、もちろん。……れんり……ちゃん……」
「呼び捨てでいいのよ?」
恋理の提案には、桐さんはどこか気恥ずかしそうに目線を彷徨わせている。
……うん?
「桐さん、友達のこと何て呼んでんの?」
俺が質問すると、びくっと大げさに肩を跳ねさせた。