pianissimo.
「ライガの……想像通りだよ」

曖昧に返したけれど、ちゃんと真実は伝わったみたい。


「ん、わかった。激しくしない」

言ってライガは悪戯っぽく笑った。


どこか生々しい表現に顔が一気に熱を持つ。


「『激しく』って……」

思わず過剰反応してしまい、ライガの思う壺、嫌になる。



「激しいのがいいの?」

「そんなこと言ってないっ!」

「そのうちね」


言ってまた、ライガは意地悪く微笑んだ。けれど私に落とされている視線はやけに艶やかで、頭の中がグラグラ揺れる。




ライガの動きは繊細で滑らか。慣れている、と思った。

気付くと私は一糸纏わぬ姿になっていて……。でもどうやって脱がされたのか、全然わからなかった。頭の中が真っ白で、もしかしたら記憶がとんだのかもしれない。本当に良くわからない。


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