誠の桜に止まる蝶
2人で話していると千夏ちゃんが元気に物を運んできた。

「はい!おまちどうさん!」

「きゃあ!来たあ♪」

「じゃあ食べようか!」

「はい!頂きましょう♪」

わたしたちは笑顔で食べ始めた。

「2人ともよく食べるわねえ。あ、ねえねえ蝶ちゃん知ってる?」

「ん?何が?」

私はお団子をほおばりながら千夏ちゃんをみる。

「今日ね、そこの近くの神社でお祭りがあるんですって!」

「お祭り?」

私はいっきに目を輝かせた。
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