誠の桜に止まる蝶
「ついたあ!!」

私と沖田さんのいきつけの甘味屋さん、風鈴につきました!!

「こんにちわあ♪」

私は勢いよく暖簾をくぐる。

「あっ蝶ちゃん、沖田さんいらっしゃい!」

「千夏ちゃーん!!またきちゃった♪」

「こらこら蝶元気良すぎ。」

「ふふっ。蝶ちゃんは相変わらずねえ。」

なんだか2人ともお兄さんとお姉さんみたい。

「元気がとりえですから♪」

私はえへへっと笑う。

「今日はなににします?」

「それじゃあみたらし団子50本にぜんざい5杯お願いします。」

えっ!今、みたらし50本とか言わなかった・・・?

「ふふふっ。お二人ともやっぱり良く食べるわねえ。ちょっと待ってて!」

千夏ちゃんは元気よく奥に行く。

「お、沖田さん?あんなに食べられますか?」

私はあたふたしながら聞く。

「ん?2人だから余裕だよ♪蝶ちゃんは心配性だなあ。」

「え・・・そ、そうですか?」

「うん♪」
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