誠の桜に止まる蝶
考えて空を見上げる。

わかんない。

私ができることは、限られている。

でも今できることは・・・・

そう思い私は土方さんの部屋に走る。

「土方さんっ!!!」

私は思いっきり土方さんの部屋の襖を開ける。」

「なっ。びっくりするだろう!!」

心底おどろいたという顔をする土方さん。

私は土方さんの前に座る。

「悩んでいるなんて、らしくないですっ!!」

「は?」

いきなりの私の言葉に面食らう土方さん。

「だから、追いかけっこしましょ?」

「はあ?」

「私捕まえないと、これどうなってもしりませんよ?」

私の手には土方さんの詩集が握られていた。
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