誠の桜に止まる蝶
夜になり門のところに人が集まる。

「本格的ですね。」

隣にいた沖田さんを見ながらいう。

「ん?いつもと変わらないよ?」

「そうなんですか。」

「ほら、てめえらいくぞ。」

土方さんの声と共に歩き出す。

「あれ、蝶ちゃんその刀どうしたの?」

「あ、新八さんからお借りしてきました!」

「あのばか・・・」

土方さんがぽつりとつぶやく。

「沖田さん、土方さん?」

「ん?なんだ?」

「どうしたの?」

私は少し深呼吸をしてから声を出す。

「私、人殺しはやっぱりしたくないです。でも・・・」

二人は黙って私の言葉を聞いてくれる。
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