待ち受けカノジョ。
「やっぱ趣味いいわね、順平!」

友美さんが腰に手を置いて、ゆっくり歩き回りながら、店内を観察してる。


オレは奈緒に見せたくて、いろんな所を写メで撮るフリを続けた。


「飾ってある小物、全部順平が選んで買ってきてくれたのよね?」

「うん。勝手なことしたら悪いかなって思ったんだけど、オレの中でイメージが膨らんじゃって、自分で止めらんなかった」

「助かるわ!この小物使いのおかげで、恭平の方とも統一感ができてるし」


オレが一番気合を入れて探して買った、出窓のカフェカーテンの前で足を止めた友美さん。

「ここなんか、すごくオシャレだわ!」

そう言ってくれると、オレも嬉しい。


実は、ある場所をヒントにして、コンセプトを決めたんだ。

友美さんにも父ちゃんにも、しばらく内緒にしておくつもり。


もしかしたら、奈緒は気付いてるかもしれないな。

お母さんの家をマネてるって事に。
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