待ち受けカノジョ。


明日は新装オープンの日。

滝山くんは朝から準備のお手伝いをしてる。

私は自分から頼んで、滝山くんの部屋で留守番することにした。


「すぅ~、はぁ~…」

深く深呼吸をする。


私…なんだか変だ。

この頃、体が熱っぽい気がする。


暑い部屋にいるから?

それとも…風邪?

携帯の中にいるのに、風邪なんかひくワケないか。


「はぁ…」

息も苦しい。

体がだるい。

いつか、充電がなくなって苦しくなった時より、もっと。

今、充電はちゃんとされてるし、理由がわからない。

ホントに私、どうしちゃったんだろう?



「奈緒!朝からほっといてゴメン!」

部屋に入ってきた滝山くんが、私を覗き込む。

「準備、だいたいできた?」

「うん。後はダンボールにまとめてある服を並べるだけ。奈緒にも見てほしいんだ。行こうよ!」

「うん」

その言葉が嬉しい。

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