待ち受けカノジョ。
バタバタと駆けつける足音がだんだん大きくなり、入り口から女の子がゾロゾロ入ってきた。

「あー!ホントだ!」

「平石クンだー!」

平石はあっという間に女の子に囲まれた。


「えええええええ!?」

戸惑う平石。


千夏がその様子を眺めながら話す。

「ヘビ☆ロテT・Jのコミュで、今平石がキテるんだよ」

「え、そうなの?」

「うん。イケメンになったから、みんな狙ってるみたいだね」

「へぇ~…」

あら、みなさん、ずいぶんゲンキンでございますこと!


ぐるっと女の子達に囲まれたイケメンは、

「ねぇ!平石クンはどんな服が好き?」

「これ着るからデートしてくんない?」

とか質問攻めにあって、超キョドってる。


千夏とオレは、そんな様子を遠巻きに観察していた。
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