たいむ あうと。
「あ、玲奈様だ!!」
「え?あ、母上…!!」
外で稽古をしている琥珀と亜子。
普段あまり見ない玲奈が部屋から出ていることに驚いていた。
昨日良く寝れなかったのか、琥珀の目は腫れていた。

玲奈の後ろに光典が続いている。

「収集だー!!」
そのまま大声を出した。

「いよいよはじまる…」
亜子と琥珀は、いきなり緊張しだした。







いよいよその時がやってきた。
木陰の一族を中まで案内すると、全員がお互いを睨みあう。
光典の隣には、玲奈も同席していた。

何かあったときのために全員剣を持っていた。
雅仁も光典も緊張した顔は見せず、座り込んだ。
ついに話し合いがはじまった…。

「よし、これで良いな」
「お前ら、よく聞け!!これから桜の一族は味方だ!!」
雅仁が大声を出して後ろに伝えると、緊張していた顔がとけて全員ホッとした。
亜子も心を躍らせ、喜んだ。

「そちらの奥方は、来ていらっしゃらないんですね」
玲奈が雅仁に話しかける。
雅仁は暗い顔をして返答した。

「…妻はもう他界しています」
「えっ!!すみません、私…何てことを」
「お気になさらず…」
光典は不思議な顔をして問う。

「盗賊ですか?手がかりがあれば、協力できるのですが…」
「分からないんです。ただ、行方不明になって…」
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