僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?


(こんなに背中が痛くちゃ、眠れない。起きて、風呂でも入ろう……)


あたしは、大きく伸びをして、布団から起き上がった。

時計を見ると、三時。

寝ぼけた頭で睡眠時間を計算する。


(約五時間か……)


のろのろと布団を軽く畳んで部屋の隅に押しやった。

冷蔵庫も空っぽだ。

お風呂に入って。

買出しにスーパー行って。

食べて、寝て。

そうして私の休日が終る。

この仕事、兎に角寝て、体力を蓄えておかないともたない。

だから、私は、空いた時間は兎に角寝て、身体を休めることにしている。

体力が落ちると、気力も落ちるから。

身体が疲れると、気持ちもイライラしてくるから。
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