青空ライン *Third Story*
ドンッ!
と曲がり角で思いっきりぶつかった。
痛い…
「ってぇー!」
と上から低い男の人の声が降ってきた。
やばい…
誰かにぶつかっちゃった。
どうしよう。
「あ、あのごめんなさい!」
そう謝って気まずくなって、何かされる前に逃げないと!と思った
あたしはそのまま走り出そうとした……
すると……
それを逃がさないかとあたかも言うようにガシっと大きな手はあたしの腕を掴んだ。