青空ライン *Third Story*




「どうしたんだよ、こんな朝っぱらから泣いて。」



圭に会って涙を止めようとしてたのに



誰かに気付いて欲しくて



誰かにこの気持ちを分かって欲しかったあたしは



涙を止めるどころかむしろ涙が余計に溢れてきて泣いてしまった。


「うー…ふぇーん!」



「は?マジでどうしたんだよ?って今は話せる訳ないよな。



今はいいから、思う存分に泣け。



……ずっとそばにいるから。」



その言葉があたしの心の中にじーんと響き渡って、



嬉しくて嬉しくて仕方がなかったあたしはコクンと頷いて泣き続けた。



あの時のようにあたしは本当にいつだって圭に甘えてばっかりだ。



いつもは見せない優しさをこうやってあたしが泣いた時だけ



圭はあたしだけに見せてくれる。



あたしたち…元に戻れるのかな………



圭はあたしを許してくれるかな。




< 163 / 166 >

この作品をシェア

pagetop