七夕☆Angel
「かけるさんはさぁ、れんの事、忘れさせてくれそう?」

まなのその言葉に、私は言葉を失い、固まって動けなくなってしまった。

「ゆめ?」

「あ…ごめん。…分かんないや…」

「ごめん!思い出させちゃったね!とりあえず、かけるさんとのデート、楽しんでね!」

「うん。ありがと。」

そう、楽しもう。

別に、れんを忘れる為にかけるとデートする訳ではないのだから。

ただかけると楽しもう。

そう心に刻んだ。
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