七夕☆Angel
かけるとのデート当日。

私達は、昼前に待ち合わせをして、一緒に食事をした。

「ここのスープパスタ、すっごくおいしいんだよ。」

かけるが連れて行ってくれたそのお店は、どこか懐かしい感じのする、こじんまりとした喫茶店だった。

「喫茶店といえばナポリタンって思ってた?ここはスープパスタが最高なんだ。」

かけるは嬉しそうに話していた。

かけるの言う通り、そのスープパスタは、すっごくおいしかった。

「私もね、あの日…7月7日ね、誕生日だったんだ。」

「え?そうなの!?」

「うん。」

私は、その日にれんと別れた事を思いだし、少しうつむいた。

そんな私を見て、かけるは言葉に詰まった様子だった。
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