空の彼方に
「だめだって言っただろ?」

彼方は私の体を抑えつけながら、再びそこに触れた。

「ん・・んん」

「もう痛くないだろ?」

ぎゅっと目をつぶっても私の足の間から溢れてくる音は大きくなる一方で耳をふさぎたくても彼方が怒るからそれもできずにいた。

「ほら、ちゃんと見ろ」

彼方が指を出し入れすることで、私の身体はどんどん熱を帯びていく。

両足で腿を押さえつけられ、大きく開かれた足は力が入らずに震えてる。

「こんな格好で俺を誘って・・・」

「・・・ち・・・がう・・」

「・・・もういきたいだろ?」

正直、一番いい場所をしつこく撫でられて、意識が飛ばないようにすることだけで精一杯だった。
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