空の彼方に
「・・・ん・・・はぁ・・」

息が整わずにいる私が顔をあげると、優しい顔で彼方が私を見つめていた。

「・・・おまえ、エロすぎ」

気がつけば、彼方の身体と私の背中の間に何か熱いものが触れている。

それが何かわかって、少しだけ嬉しくなる。

でも、私はまだ息が整わず、肩を上下させていた。

「もう入れさせろ」

「ちょ、ちょっと・・ま・・っ・・・」

彼方は私の後ろから抜け出すと立ち上がって、服を脱ぎ始めた。

待って・・・って言ってるのに・・・

そして、膝立ちになって私の前に来ると、私の腰を強く引いた。
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