空の彼方に
「・・・あっ・・・」

「・・・ここ、すげー・・・こんなにして・・」

そう言いながら、彼方は自分のものをそこにこすり付けた。

「・・・んっ・・・」

そうされると、中に入ってきた感触を思い出してまた胸がきゅんとする。

「・・・ま、待って・・」

「もう待てない」

最後のお願いも空しく、力の入らない私の腰をぐっと引くと一気に奥まで突き進んだ。

「・・・う・・ぁん・・・」

もう痛くはないけど、お腹がいっぱいになってしまったみたいな変な感覚。

「・・・は・・・お前もうちょっと力抜け」

彼方は体のコントロールが聞かなくなった私の腰を更に引き寄せる。

その顔は余裕がなくて、少しだけ苦しそうだった。
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