空の彼方に
「こんな夜中に男の部屋に来るなんて」

急にドクンドクンと心臓が大きく鳴り始める。

・・・これは誰・・・?

本当にカナちゃんなの?

「・・・その顔はまだ男を知らない顔だな」

その意味がわかって、私は顔が熱くなった。

22にもなって、処女なんてやっぱりちょっと恥ずかしい気がする。

でも、それでも最初はカナちゃんがいいって思ってたから、他の男の人とはつきあえなかった。

それ以前にもともと男の人が苦手で、カナちゃん以外はまともに話せないんだけど・・・

「いい子だな。ご褒美をやろう」

カナちゃんは嬉しそうに微笑むと、突然顔を近づけてきた。
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