空の彼方に
「ちゃんと、息しろよ」

そう言いながら、カナちゃんの唇が私の唇を食べるみたいに重ねてきた。

やがて、その角度が深くなり口の中をカナちゃんの舌が動き回る。




カナちゃん・・・?




私、今何してるの・・・?


私はカナちゃんにされていることが、何なのか頭が働かないままでいた。

時折カナちゃんのメガネが当たって痛い。

そのことで、ようやく自分がカナちゃんとキスしていることに気づいた。
< 9 / 121 >

この作品をシェア

pagetop