空の彼方に
俺はお前に求められたい。

誰よりも俺がいいって

そう言わせたいんだ


「・・・や、やめて」


すると、桐子の唇がかすかに動いて小さな声でそうつぶやいた。

「だったら、呼べよ、彼方って」

俺は桐子の蜜で濡れた指先で、その胸の先端を撫で付けた。

「・・・んっ・・・」

「俺のこと好きだって言え」

もっと、俺がお前のこと何も考えずに抱けるように

「・・好き・・・彼方が好き・・・」

胸の先端から送り出される快感に、声をかすれさせながら桐子が答える。

その声が色っぽくて、好きと言われたことが嬉しくて俺は更に続けた。
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