君色
「・・・あの・・・」

「違う・・・違うんです・・・」

私は震えながらも、岡田さんに謝ろうとする。

「・・・ごめ・・・ごめんなさ・・・」

体はがちがちと音を立てながら震える。

溢れる涙も止まらず、私は自分の両手をぎゅっとにぎりしめたまま小さく縮こまった。

すると、何かがふわっと私を包み込んだ。

目を開けると、私は岡田さんの腕の中にいる。

目の前にある薄い水色のストライプのシャツが私の涙で濡れていた。

「・・・岡田さ・・・」

かすれた声で名前を呼ぶと、岡田さんの体がびくっと震えた。

「あ・・・」

岡田さんは慌てて私から体を離すと、2、3歩後ずさりをする。

「す、すみません」

真っ赤になって謝る岡田さんが可愛くて、私は思わず微笑んだ。
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