Primo Amore(初恋)
「これからどうするの?」

「行こう」

慧くんはテーブルに置いてあった伝票を手にすると、私の腕を掴んで引っ張った。

「あ・・・」

会計を済ませ、外に出ると再び私の手を取って引っ張る。

「け、慧くん・・」

手をつないでるだけなのに、こんなにドキドキするなんて・・・・

私は今にも口から心臓が飛び出してしまいそうなくらい緊張していた。

慧くんの指先はほんのりあったかくて、それでいて気持ちいい。

こんなふうに手をつなぐのも、ずいぶん久しぶりな気がする・・・


私は慧くんに手をひかれるまま電車に乗り込んだ。
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