Primo Amore(初恋)
慧くんの家は空港からタクシーで30分ほど行ったところだった。

すっかり雪に埋もれてしまった街は真っ白で、私は少しだけうきうきしてしまう。




だって、こんなに雪が降っているところなんて見たことないし・・・

それに、隣には・・・




私が雪で滑って転んだりしないようにぎゅっと手をつないでいてくれる慧くんがいる。





「荷物持つよ」

全体的に線の細い慧くんだけど、少しだけ重い私の荷物を軽々と持ち上げてしまうあたり、やっぱり男の子なんだなぁ、と思う。

今日こそはこの腕に・・・


そう思うと、顔が熱くなった。
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