時計兎
ふわっと体が持ち上がる。
まるでスローモーションみたいだと彩夏は感じた。
ドクン
彼の右手が私の膝の裏に。
ドクン
左手が私の肩を大事そうに抱えてくれる。
ドクン
彼の脈打つ鼓動がはっきり聞こえて安心する。
波打つ息も素敵で。
彼は暖かくて、広くて。
真剣な顔が私に向いていなくても心が語りかけてくれる。
守ってやるって。
誰かが側にいてくれる…
初めてだぁ…
お姫様抱っこ。
自然と涙は止まっていた。
まるでスローモーションみたいだと彩夏は感じた。
ドクン
彼の右手が私の膝の裏に。
ドクン
左手が私の肩を大事そうに抱えてくれる。
ドクン
彼の脈打つ鼓動がはっきり聞こえて安心する。
波打つ息も素敵で。
彼は暖かくて、広くて。
真剣な顔が私に向いていなくても心が語りかけてくれる。
守ってやるって。
誰かが側にいてくれる…
初めてだぁ…
お姫様抱っこ。
自然と涙は止まっていた。