さよなら、いつか。①―幕末新選組伝―
「労咳の治療方法は見つかっていないから、なんともなく生活していられるのはあと三年。」
三年…?
その数字に目の前が真っ暗になる。
まだこんなに若いのに?
思わず目を伏せると、沖田さんは私の顔を覗き込んできた。
「そんな顔しないで?」
ハッとする。
私、そんなに暗い顔していたのかな。
沖田さんが笑っているのに、私が泣いちゃだめだ。
ぎゅっと唇を噛締めた。
どうしても沖田さんの言葉が信じられない。
嘘を言っているとは思えないけれど、どうしても。