Vrai Amour ~斗真の場合~
再び口付けた唇をそっとこじ開け、舌を滑り込ませる。

美空はただ夢中でキスを受け止めている。



「・・・いい子だね、美空」


男は愛なんかなくても女を抱ける。

俺もそうかもしれない。

違う違うと思ってはいても、こうして目の前に抱ける女がいれば体は反応する。


俺はゆっくりと服の上から美空の胸を包み込んだ。


「・・・・あっ」


思わず漏れてしまったのであろうその声は思いの他可愛いものだった。


「・・・しっ!」

その唇の柔らかさを確かめようと再び指先で唇を押さえたとき


「トーマ先生!!」

再びさっきの女子生徒の声がして、ガラっと教室の扉が開いた。




だけど、俺はおかまいなしに美空の唇を塞いだ。

何度も何度も深く、美空の舌を絡め取る。
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