瞳の中の彼
ホームルームも終わり みんなそれぞれ帰って行く

私と未来と教室を出て下駄箱で 自分の靴を履きかえようとした時


「ねぇねぇ 君達って新入生? これから 俺達と遊びに行かない?」


そう言ってきたのは 金髪頭と銀髪頭の男

いかにも危ない感じの人達


「お断りします!! 葵!行こう 」

「う...うん」


あたし達はその場から逃げるように立ち去った

後ろを振り向くと ニヤニヤとほほ笑んでいる 金髪頭と銀髪頭の男が手を振っていた




これが彼らとの出会いの始まりだった




「びっくりしたぁ...心臓止まるかと思ったよ...」

「ほんと!びっくりした...」


私も茶髪までは見慣れていたけど 金髪 銀髪の髪の人を見るのは初めてで ちょっとびっくりした


りー兄もヤンキーだったけど そこまで染めてはいなかった

楓も今のりー兄と一緒のダークブラウンの髪の色



これから あの人達に会うかもしれないと思うと怖い...






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