瞳の中の彼
「楓 もう帰ったと思ったもん」

「俺がお前を置いて帰るわけねぇだろうが!ほらっ!」


朝の様に大きな手を差し出してきた




「あんた達…後ろから見ると 『お父さんと子ども』に見えるんだけど…」


呆れた顔をして未来が言った

「未来…おまえなぁ…」

「あ!!」

「どうした!?」 「何!?」


私の声に驚く2人


「りー兄は?」

「はぁ…あいつは帰った…デートだとよ」

「デート? 結局何しに来たの?りー兄は!?」

「さぁ?」




「まったく あんた達兄妹は….」


未来は 後ろでため息をついていた






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