漆黒の黒般若
「ったく、長州のやつらはいったい何を考えてんだ?!天子様を誘拐だなんて…」



「あぁ、頭のおかしい奴らだとしか思えねぇな」



「そこでだ、お前らに相談したいことがある


今回の長州のやつらの会合が明日行われることがわかった

だが未だに池田屋か四国屋のどちらでやるかがわからねぇんだ」



そう言った土方は腕を組みながら首をかしげる


「俺は四国屋だと思います。古高が捕まった今、長州のやつらも警戒しているはず。いつも通りに池田屋で会合を開くとは思えません」



「あぁ、斎藤の言う通りなんだがな、だが池田屋も外せねぇ…

だから2つに別れようと思う。今、動ける隊士は何人いる?」


「それがよ、この暑さで体調崩してる奴が多くて…、今は30人くらいしかいないぜ?」



「30人だと?!それをどう2つに分ければいいんだ!こういうときに限って使えねぇ…!」



「まぁ、まて歳。とりあえず歳は斎藤君、原田君と隊士24人を連れて四国屋に行ってくれ」



「なにいってんだ近藤さん!24人も連れていったらそっちの人数はどうなるんだ?!」



「心配するな。大丈夫だ。こっちには総司、永倉君、藤堂君もいるし会津に要請もしてあるんだ。それに、俺も本命は四国屋だと思ってる。だから歳はその人員で行ってくれ」



笑顔で肩を叩かれさすがの土方も諦めた


「全く、あんたにはかなわねぇよ…」


「あぁ、頼んだぞ」



こうして明日、長州の計画を阻止するため会合に乗り込むことになった



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