漆黒の黒般若
この後丁度京に滞在中だった松本良順先生が急いで診察に来てくれた



血を吐いたのだ



あたしは無事を祈りながら重い病も覚悟していた




沖田さんが診察を受けている間また泣き出しそうにうつむくあたしの肩を土方さんはずっとさすっていてくれた



それは鬼の副長と歌われあたしが怖がっている彼とはかけ離れた行動だった



しかしそんなことに意識すらいかないほどあたしは沖田さんが心配だった




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