幸せの記憶

私は謝った。そして続けた。

「私は温子の親友だから、
ひろしさんを横取りしようなんて思ってない。
でも、私はひろしさんのことが好きで
わすれられない。
だから、ひろしさんが結婚する前に
もう一度、二人っきりで会いたかったの。
そしてふたりの思い出を作りたいの・・・」

ひろしさんは
しばらく黙っていた。。。。

そして言った。
「思い出づくりって具体的に何?」

「・・・・・」
何も考えてなかった。

しばらく沈黙があった。

私は思い切って言ってみた。

「抱いて。」

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