幸せの記憶

それ以来、
彼女に会っていない。

でも、今、
目の前にいるのは
比沙子に間違えない。

こっちを向いてくれ!
剛は願った。

その時、悦子が叫んだ。
「あなた!何やってるの?
早く子供たちのところにいきましょう!」

その時、
比沙子がこっちを見て
微笑んだ。
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