私の秘密。

秋が
私を狙った三匹を
あっとゆうまに倒してしまった

流石とゆうか
なんとゆうか…

『お前、もう少し
 後ろに下がってたら?』

「…そんなわけにいかないでしょ」

『………』

そのまま秋は夏のもとへと
向かった…

そう、
私は下がるわけには行かない
私の存在で勝利か敗北か
無傷か負傷かがきまる

なーんて自分で思うのもなんだけど
流石にこんだけ生きてると
色々分かっちゃうんだよねぇ…

『……怪我…してない?』

「ぎゃっ!!!」

『!!
 ……ごめん』

「春ー
 脅かさないで~」

ゆらっと
気配なく私の背後に
現れたのは春。

『………怪我』

「あぁ大丈夫だよ!」

どこも怪我してないし…
そう言おうとしたら

グイっ

と腕を捕まれた。

「なっ!?」

『……怪我……してるじゃん』

「あっ…」

多分鬼にやられた
傷だろう…
腕に少しだけ、ナイフで
裂いたかのような後が…

「…大丈夫よ、
 血もでてないし塞がってる
 自己修復できるし夏達見てあげて!」



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