この手でキミを温めさせて【短編】
えっ!?まさかの夢オチ!?


しかもあそこで寸止めとは……

どうせならその続きまで見させてくれよー!!



俺はガックリ肩を落とした。



「はー…マジですか」


「エッチな夢でも見てたのか」


「その前に目覚めちまったよ…」


「そりゃ申し訳ない」



申し訳なさそうな素振りは全く見せずに、タツ兄は俺を無理やり立たせた。



「みんなもう朝飯食ってんぞ。お前も早く来い!」


「はいはい……」



タツ兄の言う通り、同じ部屋のヤツらはもう誰もいない。


あくびをしながら、俺はとりあえず洗面所に向かった。



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