ミルフィユと猫被り


窓の鉄枠から眺めた空には、呑気な雲が泳いでいた。



「た、橘先輩っ…!!」



聞き覚えのある、独特の透き通るような声。


どうしよう…俺……



「はい?」


「お忙しいところすいません……私、山下というんですが…。」



やべぇ、悪いことのあとにはいいことがあるって…


………これのこと?



「………これ!どーしても……」



やばくない?


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