スノー・センチメンタル
フロントガラス越しに、グニャリと歪に曲がったボンネットを呆然と眺めていた。
「ほら、死ななかったでしょ?」
あっくんはなんら悪びれることなく平然と言い放った。
何だとおー? そら私たち二人とも無事ですけども。無傷ですけども。私の愛車が! そして信号機が! これ物損になるんじゃない? 一体弁償にお幾ら万円かかるのかしら?
――って。
もう死ぬから、『愛車が!』とか『弁償が!』とか、関係ないか。もしかしたら母には迷惑かかるかも知れないけど……。
「ほら、死ななかったでしょ?」
あっくんはなんら悪びれることなく平然と言い放った。
何だとおー? そら私たち二人とも無事ですけども。無傷ですけども。私の愛車が! そして信号機が! これ物損になるんじゃない? 一体弁償にお幾ら万円かかるのかしら?
――って。
もう死ぬから、『愛車が!』とか『弁償が!』とか、関係ないか。もしかしたら母には迷惑かかるかも知れないけど……。