スノー・センチメンタル
もうどうせ、この財布の中のお金も、使うことないからいいか。


不本意ではあったけれど、財布の中にあった500円玉をあっくんに渡した。

「やったー、ありがとー!」


大喜びで車を飛び出したあっくんに続いて、私もコンビニへと入る。そうしてトイレに直行した。




トイレから出ると、あっくんはもう外に出ていた。このクソ寒いのに……。中で待っていたら良かったのに、と思うも、どうやら大喜びで雪とたわむれているっぽい。小さなお団子状に丸めた雪を、コロコロと転がして大きくしている最中だった。


ま、いっか。楽しそうだし。


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